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ツールアシステッドスピードラン(tool-assisted speedrun)とは、エミュレータ上の操作で行うことによるスピードラン(日本で言うタイムアタック)である。略称はTAS(タス、ティーエーエス)。可能な限り速くゲームをクリア〔クリアの概念は、一般的な通しプレイのゲームクリアからスコアアタックでのカウンターストップまで様々〕できる操作記録(リプレイ)を後述のような方法で作成し、これをエミュレータ上で再生するものである。 == 目的 == TASは主に、理論上で速度面における極限値を目指す参考記録的な目的、あるいは一種の芸術的な目的で行われ、ただ単純に理論値を目指すだけではなく、大道芸のような「魅せる」操作を取り入れる事が多々ある。当然のことだが、魅せる事によりタイムが遅くなってはいけない〔フレーム単位以外にも、(エミュレーターの仕様による物は例外として)処理落ちによるタイムロスも考慮する事がある。〕。記録として扱われる「クリアタイム」の数値は、ソフトの起動から最後のキー入力までのタイム(フレーム)、また、『メトロイド』などソフト自体にクリアタイムを表示させられるタイトルでは、そのタイム(インゲームタイム)が別の記録として扱われる。これは、ソフト内のタイムを意図的に操作するテクニックにより、連続してプレイするよりもクリアタイムが早くなるタイトルがあるからである。前者の場合では、タイトル画面でスタートを押す前から既にカウントは始まっており、通常、操作を受け付けていないタイミングでも、一見無駄に思えるコントローラの入力が後に影響することもあるので、理論値を求める行為は始まっているといえる。また特別な事情が無い限りパスワードは使用せず、バッテリーバックアップのあるゲームはこれを初期化された状態から始める。 メジャーなTAS(ゲーム内容による)は *any% - 制限無し。アクションゲームにおいてルートを問わないタイプ。 *low% - 最小アイテム取得数クリア。場合によってはノーミスでのクリアもある。 *100% - 全アイテム取得クリア。ゲーム内容によってイベントコンプリートなどにも変化する の3個に分かれていて、実機プレー(RSRやRTS、RTAなどと呼ばれる)でもこれに準じた世界記録を認定している。ただRSRの場合にはセーブの有無が増えて6種類となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツールアシステッドスピードラン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tool-assisted speedrun 」があります。 スポンサード リンク
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